荒天を突いて
明日、町田にゲラを受け取りに行くことになりそうです。
まあ、21日、木曜日なんで、台風は過ぎていると思いますけど。
少しずつ立ち直ってきています。
新しい話も考えてます。
初めは普通かなと思った話だけど、これがあそこでああいう状態でああいう人が出るとなると飛躍的にヤバイ話になるんだわ。ふふ。
でも、あの会社、私に対しての要求仕様を見ていて思うけど、この要求仕様であの人にあれを描かせてああなったのか?
つじつまが合わないよなあ。
まあ、客先の仕様なんて『ええ、飾りです。エライ人にはそれがわからんのです』ものだから、いいんだけどさ。
どんどん途中で変わってくるものだし。
結局ここでぷいとそっぽを向くから生き残れないのだ。
生き残るためには、堪えがたきを堪え、忍びがたきを忍んで、それで要求を通過させて、そこからイッキに本領発揮であろう。
それが作者としての読者への誠意だと思う。
どっちにしろ読者は一時の楽しみとして読書をしても、現実に戻らなくてはならない。
そこで、そうかと思って現実に戻って清々しい、そういう作品にしようと思って研究中。
読者はほとんどの人が頭がいい。
頭の悪いとか日本語が読めない人たちは騒ぐけど、本当に読める人はちゃんと読んでるよ。
そうでなきゃ11冊も本が出ないよ。
冷静に考えてほしいものである。
確かに世間ずれはしているけどさ、世間ズレしている人が無視し得ない数いるんだからさ。
*万部の本を刷ることがいったいどれぐらいお金がかかるのか。
そのリスクを出版社はどこで判断しているのか。
ちゃんと出版社には営業の人がいて、取次からも書店からも情報もらっているよ。
そうでなきゃ会社として上手くいくわけないじゃん。
企画書書いて、営業目標立ててやってるよ。
それで成算があるからやっているんじゃん。
商売なんだからさ。
その商売と人生の目的を両立させるんだから、そりゃ大変だよ。
でも、それができるからここまで来た。
今日、とある事に気付いた瞬間、『ああ、これだからここまで来られたんだな』と思った。
私は、負けない。