引っ越し準備
ここ数日でいろいろと決まり事があるのですが、まあそれは落ち着いてからアナウンスします。
手付けは払ったけど、決済がまだですので。
明日、決済の会場を予約せねばならないのだ。
荷物を段ボールにどんどん詰めていく。
引っ越し業者が来るのが8日、新居の明け渡しが5日。
5日のうちに私は新居に行ってシステムの移転を行い、ユキさんは5日の夜は旧居(現住所)で過ごし、ガスの閉栓に立ち会わなければならない。
引っ越し先まで直線で1200メートルで、車もうちのMRワゴンULRとともに実家の車も使うので、あまり大変なことはないと思う。
けれど、なかなか引っ越しというのは普通の人間にはあることではなく、また片づけた後の部屋の殺風景さで心がすさむので、休憩にマナルでシェイクを飲んだりせねばならない。
で、引っ越しには付き物、恒例『懐かしものを見て現実逃避』をやってしまった。
昔のワールドタンクミュージアムのチラシをつい読みふけってしまう。面白いなあ。
明太子スパの食事を終え、一息。
ちなみに私はタバコは吸わないし、お酒は1週間に発泡酒350ml1缶。もっぱら気分転換はチェッコリである。
で、ちょうど始まったテレ朝のIQテスト『テスト・ザ・ネイション』を見る。
サイトが激重(19:13時点)。
放送終了時にはサーバエラーが発生。
どうやって全国平均とか集計したんだろう。集計サーバは別建てだったかな。
結局テレビを見ながら70問きっちり答えて、出たIQは二人とも普通レベルだった。
凡人だなあ。
でも、前より良くなった。
たいしたものではないけど、上回ったのが嬉しい。
いろいろと見ていると、たいした数字でもないのに、私の数字でテレ朝は宇宙飛行士になれるとプログラムに言わせているようだ。
まあ、宇宙飛行士は日本初の宇宙飛行士・TBS社員の例があるからなあ。
そのうちトリビアの泉で、『日本人初の宇宙飛行士の宇宙での第一声は、「これ、本番ですか?」だった』とやられてしまうのかも知れないとゾッとする。(他局のことだからやらないってば)
で、省みれば知覚の問題で確認をサボった詰めの甘さが災いしたと思う。
3問ぐらいそれで落としている気がする。悔しい。
思ったけど、始めのあたりの言葉並べ替え問題とかラスト2問はいじめみたいに難しかった。
私の私物はギリギリまで稼働状態を保たねばならないので『山崎ハコ』と名付けた(山崎ハコさんすまん。ハコさんの曲は大好きです。『私が生まれた日』→Amazonを買うために今貯金中)えっちな本とかイラストとかを隠す箱以外はそのまま。
でもユキさんは小学校入学時以来22年間使い続けてきた学習机を運べるように引き出しを片づけている。
なんだか申し訳ないけど、電話一本でいつでも注文を受けなくてはならない私としては、どうにもならない。
で、『ホワイトホリゾント』の挿絵について。どうせ入れるならもっと淫らしい絵にしようと工夫している。
なかなか美味な感じになってきた。
思ったけれど、女性が代替世界にログインし、淫らしい目的のコスチュームを着て、その淫らしさに自分を追い込むことを楽しみ、また男性の欲望を現実世界での無個性なショーではなく、代替世界での伸びやかなスポーツとして淫交を楽しむという性の高踏的解放を描くのが『ホワイトホリゾント』である。
その作品の検討の中で、欲望というものは行為に距離を取って冷静でいられる状態よりも、淫欲に没頭して、切なく余裕無くしている表情のほうが扇情的であることに気付いた。
ちょっと苦しげになっていると激しくモエるという結論は、欲望に火を点けるのは言語かも知れないけど、達するのは動物の部分であるという研究の結果である。
とはいえ、淫欲については研究と考察と実験をできても、そこから先のことは我々にはありえない。
二人とも傷ついた脳と自意識、自我とその減退による激しい倦怠感を押して日常生活をするには、薬を飲まなければならない。
特に、10月頃のユキさんの不調を見ていると、その解決がホルモン剤停止と抗うつ剤再開であったことで、我々には通常の幸せは有り得ないことは思い知らされてしまった。
以上か以下かは分からないし、考えるつもりもないが、特殊な家庭を引っ越す新居で始めねばならない。
もし実験で事故が起きた場合、病んでいる脳ではあっても、二人の身体はそれぞれ向精神薬の負荷をかけられながらも稼働しているわけだし、私のほうはほぼ毎日情欲を処分し、ユキさんも月のものをやりすごしているのだから、どういう障害があるか分からないけど、子供が生まれる可能性はある。
だが、その子を幸せにする自信は私にはない。子はほぼ間違いなく何らかの障害を持つだろうし、私は私で鈍感で無神経でズボラ、ユキさんはよく気が付くA型性格だけど易疲労性はまだあるし、そうでなくても1日の半分を寝て過ごしている。
それでも私たちは、幸せに過ごしていると思っている。猫のみんたさんも元気だし。
もし生まれたとしたら、推理作家協会の地下の推協の怪人(ファントム)として育てねばな、ナドと思うが、不謹慎な冗談すまんことである。
よく慈善募金などに多額のお金が入っていることがある。
入れる人の気持ちが、少しだけど分かる気がする。
私は全世界の父母となった男女を尊敬する。
その上で願う。
生まれ、名付けた子が、また次の父母になれる幸せの道を歩めるように、と。