実現男実現できず。

 神奈川16区補選。私は迷わず自民党。とりあえず安倍政権には安定してもらいたいので。
 結果、実現男実現できず。
 うちにも電話攻勢来たけど、でもいろいろと駄目そうなんだよなあ。経済特区のアイディアを出したと言ったって安倍晋三付近がかつて言っていた道州制に比べればなんだか共産圏的な発想だなというイメージしかないし。
 だいたい民主党に未来があると思っている時点で駄目だよ。小沢一郎は政権センスなくなったし、あとは2ちゃんねらみたいな煽り・釣りみたいな国会質問しかできない連中なんだもの。
 本当にやるんだったら第2政権と呼ばれるぐらい実現性を重視し対決色を押さえたほうが安心感があるのに、馬鹿な左派議員が対決色を強めるなどという。
 心底がっかりした。この国に二大政党制はなじまないのかも。
 実は昔から小沢一郎の策というものを念頭に置いていた。社民・社会党を潰し、自民党の一部をもぎとってきて新政権を樹立し、2大政党制にするという策、天下二分の計みたいなものがあるとおもっていた。
 でも、その構想は潰えてしまったのではないか。社会党サヨクの追放という目標は民主党になって以来横路みたいなどうしようもないサヨクにも乗っかってしまったし、菅の煽り口調には辟易だし。
 それと、今はその政界改革の時期ではないのだ。北朝鮮情勢もあるし、やはり2008年政局とも言うべき事態に向けて、今は動くべきではない。深く密かに潜んで、堪え忍びながら2大政党を狙うところなのだが、そこで小沢が不意に昇格してしまった。いくら豪腕とはいえ党首にふさわしいキャラクターではない。
 むしろ小沢はなにかのきっかけで影響力を残しつつ党首を辞めることを考えているのではないか。今度の参院選まで首がつながったとしたら、ニートやパート雇用の問題、貸金業規制問題など、小泉改革を凌ぐ改革を旗印にする必要があるだろう。
 現実に経済でも小口の取引を量こなすことでパワーにするビジネスモデルがある。民主党はもっと労組にとらわれない自前の組織固めをしなければならない。
 それを小沢はどこまで分かっているか。分かっていても動けないのが党首の座かもしれないが、それなら突然党首を放り出してしまうという奇策もある。ただ、それも政権外の悲しさ、情報戦で奇策ツブシをやられる危険がある。
 タイミングを上手く決めれば小沢は再び党首ではない司令塔として生きる道も出るだろう。民主党の真価は、この苦しいときにいかに安倍政権を代替するのではなく、安倍政権と大事なところは共有しながら、争うべきところで国民の側に立つことができるかだ。
 とにかく焦点は国会での貸金業規制などの目下の課題である。靖国歴史認識なんて問題を取り上げるのは外患誘致であるので即刻やめるべきだ。
 北朝鮮の臨検であれば、実は海上自衛隊江田島にSBBという特殊部隊がいて、訓練はすでに行っている。あとは政治がゴーを出すかどうかなのだから、民主党も空気を読んで下らぬ憲法論争などせずに粛々と北朝鮮制裁を認めるべきだ。いくら右傾化にブレーキをといっても北朝鮮イデオロギーの次元ですらない犯罪国家だ。北朝鮮に少しでも甘い顔をすれば、そこで国民はドンビキである。
 国民重視の視点からすれば、国民を守る、国益を守ることを鮮明にし、安倍政権よりもさらに厳しい北朝鮮政策をするぐらいでなければ民主党売国政党のままだろう。どうやっても逆風しか吹かない万年野党、気がつけばかつての社会党と同じ役割になる。
 民主党には猛省して欲しい。
 二大政党制でなければならない国なのに、片方が煽り釣りばかりでは国民が一番迷惑なのだから。