民放の科学番組の駄目さ

 について考える。
 ネタが圧倒的に足りないというのが分かる。謎解きのようにしようとするけど、その謎までの焦らしが長すぎる。CFが入ってCF入りとCF明けで同じ部分もあって、苛々してくる。
 さらに苛々するのが、ビミョーに『これじゃわかりにくいでしょ? じゃあ3回同じこと繰り返すね』みたいな放送サイドの視聴者をバカにした態度がかいま見えること。
 それにほんと、科学番組にキャスターとかナビゲーターとかの出演者、いらん。
 あと、脳と心とか、脳と遺伝子とかのテーマなのに、無駄に人の歴史とか文化をやりすぎる。なにかというと世界ウルルンみたいな方向に行く。そっちの方向に広げられると退屈するじゃないか。脳と遺伝子にテーマを絞ったのなら、もっと絞り込んで掘り下げてネタをやればいいのに。現実にそういう研究をしている人に聞くと、こんな世界ウルルンみたいなのではなくても充分知的好奇心をそそるネタがいっぱいある。
 結局、視聴者をバカにしているんじゃないか。
 もっときびきびとした番組作りができないものか。
 NHKの料金には釈然としないところもあるけど、でもNHKの科学番組についてはCFもないし、ネタも豊富だしで、本当に良い。ちゃんと研究者を追いかけたり、CGで再現したり。
 ちなみにディスカバリーチャンネルはもっと酷くて、CFが間にはいるだけでなく、同じCFが連続するのでさらに苛々する。
 で、個人的な好みなんだけど、アニマルプラネットってあんだけCFでやるほど面白いのか?
 動物の生態について、一時期熱心に見ていたけど、なんか最近『へー』というだけで、そこから進んでいかない。遺伝子とか脳の構造とかが絡めば動物観察も面白いけど、でも幻の鳥を探すとかじゃ『水曜どうでしょう』のケツァール篇のほうがずっと面白い。
 一番良いのはディスカバリーチャンネルのDVDを買うことなんだけど、でもそれだったら科学書買った方がいい。でも、科学書でも動画で動いているところを見たいというのもある。
 そこらへんでウェブが活用できれば良いんだけどなあ。ようつべなんかそういうところ、面白かった。
 ちなみに私はJAXAのページを時々見ている。すこしずつ良くなってきている。