ユキさん初めてウォーターラインを作る

 ユキさんが私の作品で出てくる時空を超越した存在、nenohixというキャラクターの名前のもとの駆逐艦〈子ノ日〉を作っているので、そのサポート。
 これがまた作りにくいんだわ。完成した形と言うより、日本海駆逐艦の精神というか、文脈というかを理解していないと作れない。一応グリーンマックス鉄道模型キットよりも手順は順序として書いてあるけど、ビミョウにそれがぞんざい。
 それに成形の過程でどこまでがパーツでどこからがランナーなのか分からなかったり。
 でもそういう難しいものだからこそ作るのにモエる。
 二人でいろいろと検討しながら作成。ブリッジの測距儀を立てるのに難渋する。
 その後、後部のパーツを着けていったらモールドされた穴がなくなり、後部マストが立てられないことが判明したり。
 前部マストも細いパーツで切り取る瞬間が緊張しまくり。
 でもユキさん、1時間かけて〈子ノ日〉を完成させる。ご苦労様。
 最後に全体に軍艦色を吹いて、〈綾瀬〉や〈大和〉と並べる。
 ウォーターライン模型はやっぱり良いなあ。完成して至福のひととき。
 この女子供はすっこんでろ、みたいな取っつきにくさがたまらん。子供は〈大和〉とかは高いので駆逐艦を買うけど、これもよく組み立てられなかったなあ。
 でももうちょっと歳がいくと目が弱って作れなくなるんだよなあ。
 
 〈子ノ日〉は〈初春〉型、条約下で造った艦なので、重武装な割に小さい。事実トップヘビーで苦労したようだ。〈秋月〉型や〈島風〉と並べても著しく小さい。ましてや現用艦船〈スプルーアンス〉級も駆逐艦だけど、隣に並べた軽巡洋艦〈綾瀬〉と同じ大きさ。
 結局いろいろと並べたくなり、空母〈赤城〉まで出してしまう。
 
 ユキさんに『ウォーターラインはパチンとはまらないからね』と言ったら驚いていた。ガンプラーでもウォーターラインはきつかったか。ちなみに今号のモデルグラフィクスのガンダム艦船特集が渋くて良いと思った。