大和不沈

 作業。つか、致命的に背骨の話がオーケーとれてないじゃん。つか、この背骨だから日本がこうなるんじゃん。
 でも、聞くべき意見もあった。トラック島での戦いの描写は伝聞ではなく直接描いてしまっても多視点なんだから良いんだと思う。きっちりあの兵器のことは書いた方が良い。
 あと、例のオブジェクトについては、もう2カ所ぐらい凄いところを出して置かなきゃと思った。凄いんだから。つか、あの『悪い人』の主力兵器なんだから、きっちり描かないと。
 毎回初期段階では書き足りてないと言われる。そりゃそうだ。ないものをあるようにして、あるところでこれ以上描き切れんと思ったけど、時間をかければ無限に書き足せるのだし、その無限というところで気が遠くなって気絶して、結局どこらへんが書き足りるの水準なのか分からなくなるんだもの。
 そこらへんで、毎回苦しむんだよなあ。描きたいだけ描け、描けるだけ描け、と言われることがあるけど、毎回物事の真髄の深さを感じながら、その真髄を描きたいと思いつつも、いたらぬ自分が悔しいけれど、それができるのは神さまだけであるとすら思っているし、そういう世界を『exit_if』の3104年として描き、そこからタシケント議定書という人類の叡智を、それに基づく長い長い航路標敷設のための航海を描くのが『時の終り』なので、いつかできるかも知れないけど簡単ではない。
 でも簡単に言われちゃうんだよなあ。それに裏切りもいくらもあったし、やっぱりこの戦いは正面突破ばかりでは駄目なのだなと思う。
 戦いは9月も続く。しかし、新たな上陸点ももうすぐ見つかる、といいなあ。