大河の終焉と連帯責任
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まあかといって信長をやらせる若手俳優がいないのかなと思うが、いくら世知辛い世の中でも、俳優を育てると言うより『話題性で拾って使い捨て』の世の中でも、ちゃんと居る筈。キャスティングスタッフと、それに豪華な俳優さえ揃えれば何とかなると思ったようなNHKの意思決定の人々の責任は重いと思う。今回の大河はますますひどい高齢化が進んでいる。つか、周りの俳優見ていると、どう考えてもこれから先持ちそうにない。
つか、ヤバイと思うけど吉田茂とか田中角栄とか、そういうちょっと生臭いぐらいのもやって良いと思うんだが。角栄で在れば気兼ねしていたであろうマキコはもうほとんどいる意味のない議員になったし。
マキコもねー、実はうちの牧山佐生のネタ元にしたんだけど、佐生さんはもうちょっと頭が良くて、経済的に恵まれなかったという設定でやっている。マキコはお父さんの遺産で満足しすぎの気がする。まあ、もう過去の人っぽいけど。
あと、大河の戦国時代物で観念的な安っぽい反戦平和を言うのはやめて欲しい。そんな生ぬるいことの言えなかった生存競争の時代はいまも同じなのに、現代で反戦平和の観念的に過ぎないものを反映できないからといってこういうところで代わりをするのが見ていてなんだか気恥ずかしい。今でも現実に生きるか死ぬかの経済競争やっている人が一杯いるのに。戦国を扱うなら、そんななまっちょろい概念ではなく、もっと深みのある思想に基づかないと。戦争というものは、戦争も辞さずという姿勢で覚悟を示さないと、ズルズルと戦争じゃないと言い訳しつつの実質的な戦争となるのは歴史で例に困らない。
ちなみに、なんか厨と言うかマニアというか、そういう人々って、なんか政治になるとバランスが崩壊する。特に宇宙航空分野。宇宙開発に平和も軍事も境目はないだろうが。結局日本が宇宙を開発するところで予算全体が減って、なんて安っぽい浅い悲観を言う輩が多すぎる。
予算がどうこうよりも、何をしたいかじゃないのか。そして、国防と防災は危機管理でつながっているだろうが。妄論はいい加減にしていただきたい。いくら予算があっても知恵がなければドブに捨てるだけだ。知恵を出せる組織作りと知恵を出そうとするモチベーションを作ることが大事じゃないのか。そういうところで宇宙開発に対するマニア的意見については『生ぬるい!』と思う。個別の問題を個別の次元で解決できないと騒いでもどうにもならない。もっと視野を広げないと。
歴史というのも、その時々に苦しい選択があったのだ。今の感覚で勝手に色を付けているところで、大石静さんも、まあNHKから仕事を取る上でそうせねばならなかったんだろうし、当人もそういう底の浅いヒューマニズムの持ち主であったのか、そこらへんなんか姉歯ヒューザーみたいな感じもする。
共同作業って大変だけど、共同責任は無責任。これもよくある図式である。そういうよくある図式で、『原作者とオモチャ屋とアニメ屋』というトミノさんの話も、まあそうかなと思うし、有名な宮部みゆきさんの伝説もあると思う。某映画の試写で、始まってすぐに退出みたいな。
世の中って、狭いくせに大きいんだよなあ。たまらん。
よねでん線バルブ撮影。