反攻の狼煙
を上げることにしました。
一つ挫折があったけど、これは単なるミスだと思う。
どっちにしろ工業生産ではないのだから、未熟であっても未熟なりに全力を尽くすしかない。
というか、私は一生未熟でしょう。熟す努力にいろいろやっているけど、熟す以上に扱いたい問題が増えるので、仕方がない。それが私のスタイルだし、他人がどういおうと彼らが別に私の人生に責任持ってくれるわけじゃないんだから、自己決定で行こうと思う。
熟した部分だけで勝負すれば良いんだろうけど、でもそれならやっている人はいっぱいいる。
未だ勝負の機会はある。特に大きな機会が待っている。それに向けてやっていこうと思う。
それと、最近の再検討で思うんだけど、なんで『不足時引渡不可』が訳すと『使途連述』になるのか分からない。結局、アナグラムにこだわる過程で、残念ながら彼の書きたいイメージを壊してしまっている気がする。『不足時引渡不可』と思うと、ああ、あれのことだなと納得できるのに。『使途連述』じゃ、彼が架けたイメージの有機的な展開が単なる羅列のように見えてしまう。小見出しは小見出しでちゃんと神経を注がないと。『不足時引渡不可』は面白い言葉なのに。特に彼の世界、そのなかでも順列というところに一番有機的に関わる言葉じゃないだろうか。数学的でエレガントだと思うのだが、
まあ、そういう文句を言うなら原書を読めと言うことなんだろうな。今度余裕があったら買ってみよう。
なんか、似たことを考える人がいるんだなと思ったけど、向こうは九十年代だからなあ。二十一世紀になると彼もさらに考えるだろうしなあ。
刺激的な読書で楽しかったし、実作に早速反映しているし、まずすでに彼の外側に私のアメノミナカシステムがあるので、楽しい話にできそう。
やっぱり大ネタを架けるには地道な描写が必要だな。
今がどん底。これ以上は落ちない。あとは上がるだけと思って、上を向いていこう。
悔しいけど。