ケッタ・ゴール(2)

ケッタ・ゴール! 2 (ブンブンコミックス)

ケッタ・ゴール! 2 (ブンブンコミックス)

 購入しました。デパートの中の小さな本屋にも配本されてました。それも棚差しではなくフェイスを向けて。
 面白かった。月刊誌マンガなので結構記憶補完的な意味で単行本は助かる。レイソルジュニアとの戦いの印象が強すぎて、それより前のケッタ君のポジション争いとかがちょっと記憶の彼方になっていた。でも読み返すと確かにやってたよなと確認できて面白い。
 対レイソルジュニア戦なんだけど、これがさらに大きな局面の布石なんだなと思うところがあって、安いカタルシスではなく、独特の向上心、闘志に結びついているところが構成力の妙だなと思う。やっぱりうまい。
 レイソルといえばJ2に落ちてしまって、しかも私の応援する湘南とオープニングゲームをやって湘南引き分けでしまってありゃと思った。いや、湘南って、J1降格組には強いけどJ2の下位チームに弱くて結局J2の真ん中らへんをうろうろするチームなんですよ。
 で、実はそれ以来、川瀬さんのケッタ・ゴールはもう本誌を定期購読しているので見ていたんだけど、でもなかなかネタにしづらくて。面白いんだけど、なんか私みたいな見てるだけのサッカーファンが口出ししちゃいけないなと。
 だけど、やっぱりいいんだわ。毎回納得しながら読んでいるのです。
 第2巻も良い。本格サッカーマンガというか、熱血スポ根ではないけれど、でもスポーツの楽しさ、クレバーな働きとか、そういうところで大いに共感する。1対2のディフェンスとか図解されてて、なるほどと思ったり。チームのシステムの話も渋い。ポジション争いになりかけのところもよい。
 暑苦しくないけど暖かいサッカーマンガです。良き哉。