戦い終えて

 やっぱり日本代表、W杯云々以前にとにかく下手なんだもの。W杯でよその国を見ると、他の国ははるかに上手い。トラップ、パス、シュート、すべての面で日本代表は見劣りした。ましてや無人のゴールを前にしてもパスにしてしまうFWとかじゃ勝てるわけがない。
 第一自陣内最終ラインでの横パスとか、絶対にあっちゃいけないプレイをするんだもの。代表にあっさりあきらめを付けた人もいるけど、日本はホント、サッカー後進国だ。まあ仕方がないんだけどね。世界陸上だのマラソンだの水泳だのスケートだのとあれやこれやと手を出している時点で、人材が集まらないというところはあると思う。
 とりあえず、全国のサッカー少年には『ケッタ・ゴール』を読んで予習復習に励んでほしい。フランスだってずいぶん下手だったんだし、2014年、2018年頃の日本代表だったら少し期待がもてるかも。
 日本代表はあらゆる点で負けていた。しかし、それは個人を責めてどうなるわけでもない。標準が低かった。
 その中で、つたないとはいえ、3戦戦った日本代表、出来はともかく、ごくろうさまと迎えるしかないだろう。3戦とはいえ、どきどきハラハラさせてくれた。それについては率直にありがとうといわねばならない。

 監督の采配は謎かもしれないし、監督のパーソナリティについてもかなり疑問は残った。
 というか、個人を尊重したけど、尊重するほど個人にクリエイティビティなんてないじゃん。黄金のMFといいながら不発だったし。
 やっぱり下手だった、ということかもなあ。でも地方の高校でも指導者が替わるといきなり甲子園にいけたりするもんなあ。まあ、あと4年、8年とじっくりやっていこー。