『医龍』の最終回

 とりあえずドラマ『医龍』の最終回。
 いやー、思いっきり定番の最終回でした。ちゃんと最後のミッションという感じで盛り上がった。
 このシリーズは手術シーンがとても露骨なのが面白い。前は心臓に銃弾が露骨に刺さっていて、それを取り除いてぴゅーっと吹き出す血液を指で止めたりしてたし。
 今日も血がぴゅーぴゅー出る。心破裂だからドバドバ景気よく。それを心停止のまま縫う時間制限ミッションとか、ほんと煽る煽る。盛り上がった。
 それに少年漫画風味もあって楽しかった。チームっていいよなあ。思えばこの話、思いっきり少年漫画の文法だし。仲間を集めて困難に挑むという定番。でも定番に抵抗するあたりでカタルシスが低減する人もいるので、てらいもなく定番に忠実にやった脚本の勝利。
 定番というか定石というか、型はわかってないとだめだし、わかっただけでもだめ。対決をし、その中からいかにオリジナリティを出すか。そこでどの作者も苦労する。
 人間は凡庸にできているから、どうしても定石とか型にはまると、それで安心してしまう。で、凡庸度が少し低くなると、定石過ぎやしないか、型にはまりすぎていやしないかと迷い出す。非凡とはそれも突き抜けなくちゃいけない。
 私はまだまだ平凡です。
 
 今日のミッションは病院に行って、役所に行って、HONMAXさんにあうこと。