オリエント調24系オシをBCE仕様に改装する。

 新造車両
 マシ24-1100
 BCE(ブラウンコーストエクスプレス)の新食堂車が米田重工新淡路工場で落成した。
 以下にその詳細を紹介する。
 
 改造の種車はオシ24-700、かつて九州ブルトレ用オリエント調食堂車として活躍していたが、九州ブルトレの削減で休車扱いになっていたものをBCE車が購入、米田重工に大窓化・装備更新工事が発注された。
 
 種車はKATO製。某中古模型店で入手。

 古い台枠・車内・車体・屋根構造を分解する。
 車内は赤塗装、オリエント調オシ用のテーブルランプのユニットが収まり、集電板が突出して台枠の導電構造に接触するようになっている。
 ランプユニットはビス留めされているが、車体分解にそれをはずす必要はない。
 車体はABS樹脂だが切削性はいいので窓の上部分を切り取る。同じように屋根の一部も窓の上にあたるところを切り取る。
 塗装はBCEカラーとなったブドウ色で塗装する。大窓部は屋根の一部も塗装することになる。
 マスキングしてエアスプレーで塗布。エアスプレーがちょっと固着気味だったので溶剤に漬けて戻し、塗装。
 塗装完了後、乾燥させながら大窓の工作。0.3tの透明プラ版を大窓の寸法よりやや大きめに切りだし、ホットガン(工業用高出力ドライヤー)で曲げ、放置冷却させてからヤスリで砥ぎ出す。
 そして接着。屋根部と車体部にまたがることになる大窓は屋根部ではなく車体部にプラ用接着剤で接着。
 金色のレトラテープ(ICテープ)を貼って、BCEエンブレムを装着する。
 あとは白色室内灯を取り付けて完成。
 大窓化関係の空調増強などで重量が増えたため、オシからマシに変更となった。
 来年2月までに他の車両(ラウンジカー・ソロ・シングルツイン)の白色室内灯取り付け・12両編成での習熟運転を行い、営業運転を開始する。