アップルシード地上波放映

 見ながらヨフカシ原稿作業。
 映画はやっぱりまだ動きが硬い。CGであることを主張する必要はもうなくなると思うんだけどなあ。
 モーションキャプチャーとか、カートゥーンレンダリングとか、それぞれはいい。だが、それで描きたいシーンを書くことには投資しているけど、それをつなげるストーリーの描写に関わるアクションでないシーンのクオリティがあまりにも低すぎる。
 たとえば何かの事項について疑問を呈したり、何かの事項を一生懸命説明したりと言うところになると、モーションキャプチャーじゃないような固い動きになる。アクションシーンを描くモーションキャプチャーは成功しているが、映画としての描写となるとどうしてもまだまだと思う。同じキャプチャーだったらFFシリーズのムービーなんか良くやっているほうになる。まだ不満足だけど。
 技術的には難しくないと思う。コスト的にも圧縮していけると思う。というか、実写系の映画のCGを使ったシーンではそれをやっているんだし、まあ過去の作品への評価なので酷だが、でもきれいな絵を描いても、それだけで持たせられるのは5分だけだとピクサーかなんかに映画を発注した偉い人がいっていたらしい。ストーリーでしっかり引き込まないでCGのきれいさだけを追及していくのは方向として間違っていると。結局骨太のストーリーの上でやらないと。
 でも、世界観はうちのプリンセス・プラスティックでも形を変えてやったなあ。士郎正宗で育った世代だし。大友克洋よりも士郎正宗なんだけど、最近は士郎正宗からまた別になっている。特に最新作は舞台未来でも現代でもないし。
 参項 プリンセス・プラスティック・プライマリー・プラネット
http://princess072.web.infoseek.co.jp/ppp8.htm

 結局鉄腕アトム風味も入ってしまうことに驚いた。先達の考えって深かったんだなと改めて認識した。
 で、そこから魂とか、時間の方向とか、時空管理機構とかに進み、銃器類は私としては現用レオパルド2や90式の戦車砲の薬莢のように焼尽薬莢だけど底部のプレートが残って排出されるなんて考えたりする程度。
 でも実は真の特殊部隊は銃を選んではいけないんだけどね。どういう任務が発生するか分からないから。
 そして宇宙船。ボーディングブリッジやエアロックよりもピクセルユニットシールドを使った接続のほうが『っぽいかな』と思った。係留塔も使うし。
 何よりもDAGEX電力重力変換システムをやったのがものすごく楽になった。大統一理論も解決しかかっているので、リニアも宇宙船もDAGEX。
 あとSC機関。これは量子圧縮食品と似ていて、実はナノテクも関わっている。SC機関は核融合をナノテクで実行するし、量子圧縮のインスタントコーヒーなんかはナノテクで糖をいじって作られた糖実装子で量子実装をする。糖実装子の崩壊時にコーヒーが噴出し、ごく微量のエネルギーが解放されて加熱され、ホットコーヒーになる。
 ワームホール技術は外部制御から内部制御と進む。その流れを作ったのがナノテク競争だった。ナノテクを突き詰めてプランクスケールを超えなくてはならなくなった時、その高エネルギーを確保するために実装したい空間よりもはるかに大きなエネルギー施設を使った。金と労力の無駄使いと批判された時代が続いたが、量子実装を量子実装する技術、連鎖量子実装が内部制御ワームホールとなり、その結果本来のナノテクに回帰した。
 その結果が量子圧縮食品である、というのをwikiにも書こうと思ったけど時間切れ。
 
 今日の課題図書は3001年終局への旅と塩狩峠

塩狩峠 (新潮文庫)

塩狩峠 (新潮文庫)

 どちらもまだ途中。