一喜一憂/糖尿病、終わりなき戦い

 ユキさんの血糖がついに100台になってきた。眠前に200を越えたが、ユキさん自身は体調も回復気味のようだ。
 で、私も症状記録とかするんだけど、結局『家族同時多発介護』の鈴木輝一郎さんみたいに、実のところ自分がなにをやったのか分からなくなる。
 早めに起きて朝食の準備をしたり、血糖計測を手伝ったり、ゴミ出しに行ったり、ユキさんの病院の送り迎えぐらい。
 結局、私自身ユキさんの病気に対して対抗する術がほとんど無いので、ヒステリーのハムスターのように別のことをやるしかない。
 で、ユキさんの寝ているときに私は起きて仕事をしたりする。
 ここ数日睡眠4時間。どうにも眠れない。薬を追加しすぎると起きられなくなりそうだし。
 その寝入りのためにお酒を買った。芋焼酎さつま白波。父の愛酒である。
 前回買った焼酎は25度でハーフボトルで1ヶ月持った。このさつま白波もハーフパック。1ヶ月十分楽しめそうである。
 最近眠りが浅い。寝付きを良くする薬は飲んでいるのだが、すぐまた目が覚めてしまう。そして再就寝もできず、ごく早朝から作業をしてしまう。
 自由業だから自己裁量で自分を律しなくてはならないのだが、どうにも最近はユキさんよりあとに寝て、ユキさんより前に起きている。そのぶん夕食後に休ませてもらっているのだが、糖尿病は長期戦である。
 23時から24時ごろ眠るので、そのときに焼酎をミニコップに大さじ4つぐらい入れてお湯割にしたのを2杯飲む。それだと少し良く眠れる。
 昨日はその飲酒をしなかったのでAM2:30起床、しかし内心が穏やかでなかったのでそのまま鉄道模型に逃げる。
 そんな結果、こんなものができました。
 小倉嵐山の3階建てビル(グリーンマックス)3階建て雑居ビル4棟が白く塗っただけで放棄していたので、ディテーリングする。
 採寸し、イラレでそれにあわせて書きこみを作る。
 遊漁船むさし丸、鉄道模型あけぼの、プラモ屋どるじ。全部相撲関係の名前。あけぼのは郷里に帰るときに乗ることがある寝台列車から。


 プラモ屋どるじのポスターに注目。ニケさんとシファのポスターになっている。インクジェットの解像度はすごい。
 採寸してイラレでデザインし、高品位紙にプリンタ出力した表示。ポスターは3000ドットクラスのJpegの画像を4ミリ角に印刷している。


 ユキさんの病状は一進一退。
 血糖は200〜400だったのだが、現在100台も出るようになった。
 それがちょっと救い。
 ケトン体もなくなり、命にそのまま危険というのは脱したようだ。
 だが、インスリンの投与量は増えた。


 精神的なコリジョン発生。
 そういえば私も統合失調症なのであった。
 疲労と心痛で弱っていたのだろう。
 酷い幻聴に悩まされ、パニック。
 ユキさんにも余裕がなかった。
 ということで小ゲンカ。今はすっかり仲直りして夕ご飯一緒に食べたけど。