チャイナ・クオリティ

軍事評論家=佐藤守のブログ日記 - 映画『南京』補遺
http://d.hatena.ne.jp/satoumamoru/20070417/1176775758

 なんか日本軍の悪事といわれることに常に既視感があるなと思ったらそういうことか。確かに十字軍にせよ、オスマントルコにせよ、残虐な人たちの残虐さの書き方ってワンパターンで、しかもそれがあとで誇張だったとばれるもんなあ。
 でも通州事件とかチベットとか、本当と信じるしかないし。
 今日本のJR東新幹線(はやてとか)の技術を中国が使って新幹線作っているけど(CRHだってさ)、事故が起きたら日本のせい、うまくいったら中国の技術と言い出すだろうな。で、事故が起きるとはじめは日本のせいといっていながら調べると中国独自の改造がばれて、みたいなパターンになりそう。
 いくら経熱と言ってもリスキーすぎると思うのだが。ガシャポンの中身の内職ぐらいなら発注してもなんとかなるけれど、こういうクリティカルな部分についての技術輸出はリスキーだよ。
 まあそれも経済の論理かも知れないけれど、こういう経済組織、企業が肥大化すると、利益追求と組織内のタコツボ化がプラスされて『ばれなきゃいいや』とか『黙らせれば何とかなる』という考えが発生し、コンプライアンスなんてものが必要になってくるのだ。その点で資本主義の光と影というものはどうしてもあるし、そこで踏みとどまる理性がないと企業は存亡の危機になる。
 どうせばれっこないだろとやったのは雪印不二家、そして損保。どれも結局改善策で持ち直すことにしたが雪印は消滅、不二家は子会社化、損保だけがまだペナルティーが甘い。だいたい損保でまともに規約を説明している会社なんかないだろ。もらい火は保険の対象外なんて言うけど、その言い分で行けば地震保険なんか絶対損保は保険金支払わないだろうな。入ってるけど。
 この企業、自分たちが儲かっていることで信頼と安全は盤石と勘違いしている。儲かっていても不当な利益も正当な利益も区別が付かない。そして仏教的に言うなら、個々人の悪しき性が組織になるとそのまま拡大して悪性となるのだろう。
 この前中国の首相が来たけど、中国(大陸側)はあくまでも侵略国家であることを忘れてはならない。あの国に対等な関係なんてのは存在しない。未だに金印くれてやった倭国のつもりだし、そのくせに新幹線なんか作ったり、イージス艦買ったりするからムカツク、じゃあ盗んでやれみたいな感覚なのだ。言い古されているが中国の地図では早々と沖縄を中国領としている地図もある。だいたいにおいて中国の首相との交流で『あの』やらせのTBSが舞台になったりと、中国も良く見ているなあと思ったり。
 こういうところから文化侵略は進んでいく。儲かれば何でもいいという資本主義の原則は、日本では一応その不当な儲けを糾弾することで儲かる自由なマスコミがいることで資本主義内で自己修正するが(できないこともおおいが)、中国には言論の自由もない。その中国が資本主義をつまみ食いするのだから、とんでもないものになるのは必然である。もしかしたら中国共産党よりも中国資本主義はおぞましいことをやるかもしれない。
 中国には歴史があるという。しかし、中国は毎回政権が変わる毎にその前の政権の歴史を否定し、消去するのがこれまでである。
 連続性のない歴史は歴史ではない。中国は現在も信用に値せずと思う。