読みたい本2007年6/7月度
- 作者: 岡田斗司夫
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2007/06/01
- メディア: 新書
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- 作者: 佐野愛
- 出版社/メーカー: ブイツーソリューション
- 発売日: 2006/12/01
- メディア: 単行本
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あと、クオリアのことを次期プリンセス・プラスティックで書く予定。Key Of Goldの秘密、生命の秘密に迫るのだけど、『意識する心』チャーマーズに茂木健一郎さんのサイトを見れば十分じゃないかという気がする。
- 作者: デイヴィッド・J.チャーマーズ,David J. Chalmers,林一
- 出版社/メーカー: 白揚社
- 発売日: 2001/12/01
- メディア: 単行本
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- 作者: 天外伺朗,瀬名秀明
- 出版社/メーカー: PHP研究所
- 発売日: 2005/09/17
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結局精神医学と同じで、言葉の世界でやってもダメだと思う。物理とか、そういう理系方面の進歩で解決するしかないんじゃないかと。少なくともfMRIを道具にしている段階では無理で、もっと精密に観察できるデバイスがいると思う。その点でウチのジェネレーターとかAMEG(両用脳磁計)の据え置き強化版である医療用AMEGなんかがいるとおもうし、それをやるためには精密工作技術とか、時空実装を可能にする技術が必要で、そうなると量子力学でもダメで大統一理論が必要な気がする。
そこらへんも次期プリンセス・プラスティックではやるつもり。
これは今日買う。
- 作者: 板羽皆
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2007/06/19
- メディア: コミック
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買った。いやー、やっぱりいいわ板羽皆。おかんの愛情とたけしの子離れの対立できたけど、おかんがすこしずつ次のステージに上がっているのがいい。コンパクトながらキャラがそれぞれよく造形されているし、途中の子供のシーンなんか、泣いてしまった。
思ったけど、最近のマンガはふつうのサザエさん一家というかまるこ一家というかとは違う、片親がいなかったり、親の顔を知らなかったり、かなり泣きそうな別れがあったりというのが山葵のように入っているのが流行なんだろうか。
サムライカアサンもそういう山葵分がかすかに入っている。でもそれ以上の深い愛情がやさしく包んでいる感じで、文句なく読んでいて楽しい。
ちゃんとおかんからたけしに遺伝子もつながっているところが表現されているし、ホント、読んだ後がうれしい本である。買ってよかった。
親っていいものである。いずれ生計を分けねばならないけど、でも親の愛情を越える愛情というのはそうそうない。だからこそ窒息してしまいそうになるのがユング派で言うグレートマザーの概念である。
私の世代ではその窒息しかねない愛情がある世代だけど、その次の世代はどうなるんだろう。数年のメディアの変化で崩れてしまうような構造とは思えないのだが、でも愛情が見えにくくなっている世界だなと最近思う。
あと、ふとおもったけど、愛情のつもりかも知れないけど『老婆心』って無責任だよね。私の人生の中で老婆心ほど迷惑なものはなかった。結局は『ボクって有能だからキミの悲惨な行く末を読んじゃってるんだよね』みたいな思い上がりが背後にあるものである。そして、老婆心といいながら結局何もしない。文句を言うならカネをクレである。タダで他人を変えようという神経がどうかしている。タダで変えられるのは自分だけである。
友人として話をするのでも、仮想空間で友人と思っても、そんな仮想空間に確定性などないのだし、言葉が違えばすべて崩壊する。その点で砧さんのことを思うと、未だに引きずりながら、それでも友人だったなあと思う。失ったことが今でも残念である。
昔の画像フォルダを見ていたら山田正弘先生の画像があった。千葉県保田での夏の合宿の画像だった。切なくなる。人は皆死ぬとはいえ、もっともっと学びたかった。