今買いたい本

旅するデザイン 鉄道でめぐる九州 水戸岡鋭治のデザイン画集

旅するデザイン 鉄道でめぐる九州 水戸岡鋭治のデザイン画集

 こういうパースを書きたいよなあ。
 そういえば昔、小学のころ、ロマンスカーの絵ばっかり書いていて、いつか川重とか日車に入って列車のデザインをしようと思っていた。でもその近道がわからなかった。建築家になればよかったのだった。でも数学は悲惨だし、無理というもの。
 でも建築家にもなりたかったよなあ。あのころ新宿副都心があこがれだった。

戦術と指揮―命令の与え方・集団の動かし方 (PHP文庫)

戦術と指揮―命令の与え方・集団の動かし方 (PHP文庫)

続・ミリメシおかわり!―兵士の給食・レーション 世界のミリメシを実食する

続・ミリメシおかわり!―兵士の給食・レーション 世界のミリメシを実食する

 まだ読んでいない。恥ずかしい。

本当の潜水艦の戦い方―優れた用兵者が操る特異な艦種 (光人社NF文庫)

本当の潜水艦の戦い方―優れた用兵者が操る特異な艦種 (光人社NF文庫)

看護婦だからできること 2 (集英社文庫)

看護婦だからできること 2 (集英社文庫)

 (1)はすでに持っている。読んだ。

プラネテス公式ガイドブック 2075年宇宙への挑戦 (KCデラックス)

プラネテス公式ガイドブック 2075年宇宙への挑戦 (KCデラックス)


 まだ手に入れていなかったので、補完したい。

 暗記するまで読むのが私の読書だけど、ここ数ヶ月新刊書のなかでもハードカバーの小説が買えない。文庫になるまで我慢してしまう。

瑠璃の翼

瑠璃の翼

 も結局文庫で買った。で、読んだら面白い。ノモンハン事件とかの話。作者の祖父の戦争体験。昔お会いしたときに伺ったら、本当に祖父が陸軍航空隊の戦闘機乗り。
 陸軍航空隊でも満州配属は圧倒的に数が少なく、それでも善戦。ソ連の越境にも必死に抵抗。しかし最後にはB-29がやってきてしまう。B-29は予圧されてヒーターも十分なので撃墜した機の搭乗員は夏服で乗っているが、陸軍戦闘機隊は電熱服を着込むしかなく、しかも南方に新鋭機材が持っていかれてB-29に7.7mm2挺で迎撃戦を挑むこととなり、結局震天制空隊のように体当たりで仕止めるのがやっと、それで戦争も末期となりどうにもならないけど戦い続け戦争が終わったらこんどはシベリア抑留。きっつい。
 戦記と言うにはやや若々しい筆致で、戦闘シーンとのバランスで言うと当時の世情、さらには関東軍満州国の実体などがメインで、作者の冷静さとひたむきさが伝わってくる。
 祖父への思いが、歴史という化石ではなく、まだ現代につながる記憶の時点でインタビューや資料集めをしたところがいい。確かに関東軍も無茶だったが、現場で戦った将兵に罪を問えるか、というところで当時の日本の国家責任と言ってしまう人もいるが、しかしそもそも野心を持たない国が古今東西あっただろうか。国境があればその向こうに緩衝地帯がほしくなり、そのうえに緩衝地帯の緩衝地帯がほしくなる。当時あった帝国主義ソ連の暴虐を考えると、あの時代を我々が裁いてしまうというのはあまりにも失礼である。失敗は学ばねばならない。でも、裁くことはできないのだ。
 そういう問題について、戦場から帰還した人々の気持ちをこの『瑠璃の翼』は簡潔に、しかしそれでも心に迫るものに描いている。一人で流れを変えることのできない国論というものの大きさ、そこで自分は一軍人としてつとめるのみと思いつつも、何とかならなかったかと考えざるを得ない気持ち。でも、なんともならなかった。それよりも死なせた部下の無念を思えば、軟弱にそんな気持ちにふけっていることもできない。
 こういう真摯な人々を、戦争で人を殺したと裁けるのか。まだその時代とつながっている今だからこそ、語らない彼らに聴き、身をただすことが必要なのだ。


 うちも密かにこういう系統で開発中の作品があるんです。頓挫しているけど。再開したいなあ。


 世間は3連休。でも私は帰宅12時。
 Amazonウィッシュリストにホイホイとよさげな本を入れる。統計力学の本とか。


 今、ニセ科学というか、本人はマジメにやっているけど、なプリンセス・プラスティック世界観の物理を書いている。
 ダークマター重力子という人工重力に結びつける物理である。
 反重力も可能だし、宇宙で床も踏める。
 大統一理論をNexzipという概念で説明しようとしているが、まあフィクションのなかの設定なんで、といいつつ、それでも真剣に考えている。
 今読み返してみると、まだまだ検討の余地がありそうである。


 帰宅24時。