椿三十郎というより、時代劇の扮装をした青島巡査部長にしか見えない。
いくらなんでも勘違いしたキャスティングだと思う。
初めて織田裕二の椿三十郎の予告を映画館で見たとき、『だめだこりゃ』と思った。
殺陣のタイミングが全然駄目。タメも長いし、かといってアクションにもキレがない。
で、織田裕二のせりふを聞いて、もう絶望的。軽すぎ。
冷静に考えようよ映画人。なんで東京ラブストーリーのカンチがどうやったら世界のミフネの役が出来るようになるのだ?
黙って踊る3作ればいいのに。
どうしてこうなっちゃうのかな。見る前からかなりしょんぼり。
明らかな企画の失敗だと思う。
それが、企画の失敗の及ぼす影響は二つあって、一つは売れないだけど、もう一つはその駄目な企画のせいでほかの企画も通らなくなるという点だ。
日本映画退潮、なんて馬鹿なことになってほしくはないのだが。