米田淳一小説工廠

 1:15、11月5日刊の作品のゲラが終わりました。
 今回もユキさんに清書してもらいました。私は字が下手なので。ユキさんありがとう。
 いろいろと教わることの多いゲラでした。編集さんにも感謝。まだまだ未熟ですが、でもここまで来ました。

 ユキさんは蒼井そらがテレビに出たのにビックリしていました。
 なにしろ私が小倉時代、えっちビデオを借りに行ったとき、AV女優として売り出していたんだもの。
 ググってみると、結構前から出ていたらしい。
 AV界の宝物だそうです。そうか。

 コンビニで『サイゾー』を買いました。
 紀里谷さん(utadaの旦那)のインタビューが載ってました。
 ようやく『CASSHARN』の意味が分かりました。
 つまり、『Traveling』のプロモで受けることはやったので、それを越えていくものを目指してああなったらしい。
 わかるよなあ。
 だって、アートの仕事って、採算重視の食べるための仕事と、採算度外視でもやりたいことに別れてくるんだと思う。
 でも、私の場合はそれが混在している。なにしろブレイクしていないので、採算を考えないと次が無くなるのだ。
 とはいえ、採算から離れたことをやってみたいというのは分かるし、宇多田と結婚して金があるから映画ができたとかいうのは全くの妄論だと同じく思う。
 世の中そんな単純じゃないです。
 受ける人に受けてくれればいい、というのは純文学で真面目に文芸理論とかやっている人の間では一時期それで良かったんです。
 今は不況でどうにもならないけれど、でも難しい話を書くというのも楽しいし、読むのもツボにはまるともっと難しく!と欲求が向かうことがあります。
 でも、それをデチューンせねばならない。
 私としてはエヴァンゲリオンはTVの最終回でオッケーだと思うんです。
 むしろ映画は分からない人に分かるようにとあがいた結果、やや蛇足である気がする。
 でも、エヴァ映画も昔確か私も解釈したけど、ちゃんといい話なんです。
 近未来科学発・オカルト経由・受容理論という話なんです。
 私としては肯定します。いいんですよあれはあれで。
 だから、記号としてレイとかアスカとかが今でもやってるわけです。
 それが記号論なんです。