中越地震2日目

 テレビはほとんど地震のニュース。
 しかし、テレビは言わないけど、私としては震度6の3連発ということで、死者何千人という阪神震災以上の被害を思っていた。
 でも、死者は今のところ23人。
 確かに被災地を見ると悲惨である。
 家計を経営するようになって分かるけど、こういう天災では様々な法律によって復旧のための無利息融資を国や自治体がやってくれるとはいえ、現実にはそういう援助でまかないきれない雑費の支出がけっこうある。
 どうやって6万人もの被災者の方々が生活を再建していくか、考えるだけでも気が遠くなる。
 オジチャンがおむすびをもらうときに声を荒げるシーンなどあったが、ああいうオジチャンの肩には、そのオジチャンの一家のお母さんに子供たちの人生が掛かっているのだろう。
 収入を得て、子供を育て、日々の暮らしを穏やかにすることの大変さは、私もやっているけど、子供のいる家庭を背負っているともっと大変だと思う。
 でも、生きている限り、なんとかできるはずだと思いたい。

 自衛隊も大活躍のようである。
 特にヘリコプターCH-47チヌーク大活躍。買ってて良かったという感じ。
 内陸部なので輸送艦横付けという技が使えないが、ますます頼りになる自衛隊という感じである。
 陸海空3自衛隊の統合運用で、総力戦体制で復旧支援に働いて欲しい。
 大石英司さんが自治体によるUAV採用の必要性を語ってますけど、事実洞爺山噴火では自治体所有のヤマハ製UAVが状況把握に役立っていたらしいので、あり得ると思う。
 できればマスコミのヘリと自衛隊の航空部隊が連携して空中管制機AWACSとかでコントロール出来たらいいんだけど、ハードル高いだろうなあ。でも、理想として考えておきたい。
 
 マスコミは新幹線の脱線で安全神話が崩れたなどと言うけど、そりゃ神話過ぎるよと思う。
 昼になってみてみると、200km/h走行中の脱線というのに先頭車と最後尾1両前の車輌の脱線だけで済んでいる。
 一瞬昔のICE(ドイツの高速鉄道)の脱線を思ってヤバイと思ったけど、これで済むというのはやっぱり新幹線はついている。
 基礎設計が優れていたんでしょう。
 それと、200系改装車なので、車重が重くて飛ばなかったのも運がいいかも。
 東海・山陽の700系なんかは0系の半分程度の重さという話もあるが、200系は0系と流れが近いので重たいのである。
 運が良かった。でも東北・長野のE2系も電動車が多いので安定しているかな。東海は大丈夫かどうか分からない。

 昨日書いたように、この世に楽園はない。
 だが、生きていさえすれば希望を繋ぐことはできると思う。