ご近所挨拶・現代対潜戦覚え書き

 午前9時から新居の管理組合の敷地内の樹木の剪定作業に参加する。

 ユキさんも参加。
 高枝切りばさみとか剪定ばさみでざくざく切って、箒で集めて袋詰めしてレンタルトラックで運び出し。
 途中、マンションのみなさんに我々が紹介される。
 ありがたい。

 結局9時から始まって一時間の休憩を挟んで16時までかかる。病人にはキツイ。

 でもなんとか完遂。ユキさんは風邪が悪くなったので中座し、私はその後の慰労会まで参加。
 酒が入る。近所の一戸建ての剪定もついでにやってあげたらその家に生っていたグレープフルーツをもらってしまう。
 とはいえ私はグレープフルーツ禁忌なので、残念。

 でも、世帯主として、しっかりこのマンションにも根付いていこうと思う。

 ウェブで意外と知らない人がいたので、覚え書き。

 空中から潜水艦を探すという概念がない人がいるようです。
 今は空中から潜水艦を探すのがむしろトレンドです。

 P-3Cなど、対潜哨戒機は上空から海へソノブイというブイを落とします。
 ソノブイは、着水するとワイヤ付きの水中マイクを海中に落とします。
 ワイヤの長さを使い分けることで、探索する深度を設定できます。
 マイクの拾った海中音は、ワイヤでブイに送られ、ブイからは電波で母機にデータとして送られます。
 母機でその音の情報を分析します。
 潜水艦の出す音のパターンは音紋と言いますが、人間の声紋と同じで、潜水艦も水上艦も一隻一隻違います。
 スクリューはどんなに精密に加工してもどうしてもクセが出ます。
 そして、その母機は1機でソノブイを四国と同じ面積の海面にばらまきます。
 そのソノブイに潜水艦らしき音が聞こえると、コンピュータと水測員が『感あり!』となります。
 母機はその水測員の判断に基づき、戦術航空士(TACCO)の指揮のもと、反応源に近いところに移動し、ソノブイを更に投下します。
 ここで三角測量の方式で位置が出ます。
 そこで磁気探知機(MAD)で潜水艦の磁気反応を調べ、正確に分かったところで対潜魚雷を投下します。
 対潜魚雷は潜水艦の音を感知したり、音を発振して潜水艦の反射する音を感知して接近し、命中します。
 基本的に潜水艦の主な音源であるスクリューに魚雷が命中すると、スクリューが吹っ飛びそのまま潜水艦は機関室に浸水して沈没します。
 これまでの艦で、機関室をやられて生き残った艦はほとんどありません。

 #逆に機関室以外が全てやられても機関室の『箱』だけで戻ってきた艦がある。

 これがP-3Cなどの世代の対潜哨戒機の戦術です。
 で、これに潜水艦がどう対処するかというと、全く反撃の方法がないのです。
 水上に出れば対艦ミサイルの雨霰で勝ち目はなし。
 水中にいれば、ミサイルを撃とうにも空中の対潜哨戒機を察知したり、捕捉する方法はありません。
 探知捕捉のためのレーダーアンテナマストを上げると、そのマストめがけて爆雷が降ってきます。
 対潜哨戒機対潜水艦では、潜水艦はどうしようもないのです。
 だから、潜水艦は哨戒機を追っ払ってくれる味方戦闘機の制空能力だけが頼みなのです。
 哨戒機は航続性能優先なので戦闘機には勝てません。
 しかし、ロシアはSu-27系列の複座戦闘機に対潜哨戒機と同じ能力を与える対潜戦パックを搭載することを考えています。

 そして、かわぐちかいじ沈黙の艦隊』では海中音を水測員が聞くシーンがありますが、あれで耳を壊すようなことはありません。ちゃんとイヤホンに届くまでにブレーカーがあるし、それに実際に音を聞く以上に音紋解析の作業が忙しいのです。

 忙しいし、暇だし。索敵機とはそういうものです。いつ出会うか分からない敵に対して警戒を続ける忍耐。

 それが突然敵との遭遇で死闘になる。守る側とは不利なのです。

 ちなみに今回の原子力潜水艦ですが、日本にとっては少しも怖い相手ではありません。
 電池式潜水艦ならモーターを切れば音が出ませんが、原子力潜水艦は炉を冷却するポンプのノイズがどうしても出てしまいます。

 故に、日本は潜水艦戦では中国は今のところ怖くありません。
 ただ、中国にドイツやフランスが最新式の電池式潜水艦を売ろうとしています。
 真に憎むべきは、そういった武器商人の国です。

 紀宮が結婚するらしいけど、それよりも朝日中面の姜尚中の『コラムのようなもの』はなんとかならないのか。

 姜尚中は殿下が言うとおり、無神経だし、苛立たしい。それは彼が在日という立場を使って都合良く日本人のふりをし、時に韓国人の振りをしながら、そのどっちつかずの立場で、我々守るべき価値を持つ者に、守るべき価値をもてない自分の自意識の屈折したまま思想の奥行きを考えずに理屈だけをまとって偉そうに講釈を垂れるからだろう。アンタに言われたくないわ。

 グッバイレーニンみたいにグッバイアメリカというのは朝日の嫌米左翼の香ばしい匂いだが、それにどれほどの裏打ちがあるのかというと、単に一人のドイツ人学者がそういったという。後は世論調査だけど、あの世論調査って、いくら統計的に云々と言っても1/3しか答えない時点でアンタの新聞嫌われてるじゃんみたいな。

 その世論調査たったそれだけ。それ以外に何もない。じゃあおまえは何が言いたいんだ、と言うと、彼はいや私は在日ですから、と逃げる。こんな虫のいい立場の人間に東大生を教えさせていたら、脳が腐る。やめてくれ。