心の中の嵐
いや、今日は更新をサボろうと思ったんです。
そりゃものすごいウツで。
引っ越しした11月以降、1カ月丸ごと引っ越しと直販ページ準備、直販ページ用作品の作業で、営業活動がほとんどできていないことに気付いたのです。
まず『ハウル』を見て、こりゃすげえチカラワザだなと圧倒されました。
そして、某社には「いつものヨネタ君じゃない物を」と要求され、おいおいそんな形が決まるほど描いてないよと絶句。それができるまでこれは預かっておく、と作品一つが人質に。
もう一社は2本会議にかけてもらっているんだけど、通るか分からない。
その上、ウェブ用の作品の作業が残っている。
没になった作品も救済したいけど、それも手が回らない。
キッツイ。
眠気もひどい。
エスタロンモカを飲んだけど、今度はひどいウツ。
すこしずつ復旧してます。復旧したからここにも書けます。
一時はどうなることかと思っちゃったよ。
そういや星野力先生のチューリング限界の話、自己言及の罠とか、対角結線の話とかたしか『ハリバト』でやってたよなあと回顧。でも正確じゃない可能性があるので削除したんだっけ。
今見てみると、『ハリバト』もキツイ話だったなあ。
その後の話も書き上がってます。
『デカップルド・ディフェンス』に『ナウト・ナウト』、そして『プライマリー・プラネット』。
度胸もできてきた頃なんで、ものすごいことしてます。
まあ、行き止まりになってしまったんだけど。
編集さんに対して強く出られない。
それが商業出版と言うことを意識しすぎる今の自分なんだと思う。
交渉というものは、お互い50:50のなかで100にするつもりにして50:50に落ち着かせるんだから、そりゃ打ち合わせであんまり編集さんの意見ばかり聞いていたら自分を無くすよ。
読者に対してそれじゃ申し訳ないよ。読者に読んでいただくのは編集さんじゃなくて私なんだから。
編集さんの言うとおりだったら、編集さんが作家になっちゃうよ。
読みたいものを書くのは私であって、それを調整し、交渉するのが編集さんじゃん。
私が読者の読みたいものを見積もり、自分の書きたいものとマッチさせ、その上で編集さんと交渉しないと。
12冊、合計すればものすごい数の本を出して、読者もある程度付いている。
それに、ある程度この業界の事情も察知している。
だからこそ、主張しなきゃなあ。