ステーキナイト
厚木基地のゲートはかなり防備が固くなっていた。コンクリートブロックを使った突入防備とか。
車が直進で入れないようにバリケードが築かれていた。
基地内をゆく。
SH-60JとSH-60K、そして51空仕様のP-3Cの収まった厚木基地新格納庫を見学。
熱源画像探知による自動放水銃を使った消火装置とか、面白かった。
今は自衛隊の装備も設備も進んでいるなあ。
SH-60Kはチャフ・フレアランチャー装備済み。昨今の事情に鑑み、ちゃんと準備が進んでいる。
51空にはSH-60Kの1号機と2号機があった。
現役航空機の迫力は凄い。展示されているリタイヤした機体とは違う凛としたラインの強さ。迫力。どう言ったらいいのか分からないけれど、特に51空と言うことでどの機体もピカピカだった。
P-3Cは試験用に後部にカメラがついていた。
帰りにオークラブ(士官食堂)で食事。
クラブ内のバーにはACE COMBAT5とか04を地でいくような米海軍パイロットたちが。
もちろん年末なので帰省しているようで少なかったものの、凄い気迫であった。
格納庫の雰囲気はまさに特車2課の未来という感じ。
喫煙所とかを見ると、父の前任地の市ヶ谷庁舎と繋がった『今風』のオフィスで、いいかんじ。
父の職場を見る。
父はあと1回の飛行で定年となる。
おつかれさまでしたと思う。
でも、まだ父には母の工芸をやる人生が残っている。
返す返すも、凄い父母を持っちゃったなあと思う。
オークラブでステーキを食べた。
NYスタイルというものでやってみる。美味しかった。久々に肉と呼べる肉を食べた実感に満足。
肉は量り売りで、カットを頼んで、量って、値段を出して焼いてもらう。
でもユキさんってホントこういうツキがないなあ。
突然量り売りの機械故障。可哀想である。
ステーキのサイドオーダーはベークドポテトがすさまじく美味しかった。
こういうジャガイモは滅多に食べられない。
今思いだしても素晴らしい味だった。
ちなみに米人というとクソ固い肉じゃないと食べた気がしないなどと言うけど、日本の料理人が霜降りを焼いて食べさせるとすぐに霜降り党になるらしい。
楽しい食事でした。
いつもながら米兵の居住区と自衛隊の居住区画の違いにため息が出る。
自衛隊の基地司令の官舎なんか、涙もの。KATOの鉄道官舎みたいな掘っ建て小屋。
米司令の官舎はどでかい平屋。日米格差はあるなあ。
日本は独自防衛路線を取るべきなどという人もいるけど、氾地球的防衛網の米軍の価値が分からない人である。
長い話になるので今日はやめておくけど、現実にアメリカ国内のテロは封じ込めているから、作戦は価値があったのかもという話もある。
でも、インド洋の地震津波、米軍のディエゴガルシア島への影響はどうだったんだろう。あそこは戦略的価値が高いからなあ。丸ごと全部流されたりしたら大変だよなあ。