受苦の知

 つか、風邪で伏せっていたんですけど、そうもいかなくなって結局高熱にうなされながらも渉外の仕事をする。
 今日になって思ったけど、『前提』という言葉の使い方について。

ぜんてい【前提】

(1)ある事が成り立つためのもとになる条件。
「他言しないことを―に打ち開ける」「原状回復を―に貸与する」
(2)〔論〕〔premise〕推理において結論が導き出される理由ないし根拠となる命題。

しゅっぱつ-てん【出発点】

(1)出発する地点。
(2)新しい事をはじめる時。

 つまり、『許可しない』と言う『前提』があった場合、条件と理由と根拠が『許可しない』になるわけで、結論も『許可しない』になっちゃう。
 この場合は『許可しない』という出発点から『条件付きで許可する』という状態へ進めるわけだから、『前提』という言葉では困る。
 そこで『前提』って頻繁にいうから、まだ機が熟していないのかと思って、準備はしていたけど、進めないで待っていた。
 そうではない、すぐやれと言うことになり、いま言われてもと思いつつ熱にうなされながら仕事。

 で、結局さらに検討したら、なんだヤギさん郵便かよみたいな。
 いやあんなマジ顔してるから本当かと思ったよ。
 つか、スケジュール管理としてどうなんみたいな。
 これは大人の言い訳じゃないよ。

 とりあえずもう風邪を引いてなかなか直らないので休養を取りたいのに難題が次から次へと現れ、処理に忙殺される。
 苦しいときこそ自分が自分に気付く機会だと思っていた。特に去年の交通事故2連発とかのときはそう思って切り抜けたけど、今回のはキッツイ。
 発熱の中、資料造りに慣れないWordを使ったり。就寝も2時までずれこむ。
 しかも寝入り時に強烈なウツになる。かろうじて停止薬を呑んで事故だけは防ぐけど、ダメかと思った。
 正直者が馬鹿を見る、なのかなあ。
 ぶっちゃけ、一部意見にはこういう決め事の場に別の場でのうっぷんを晴らすために来ている人もいるとの話もある。
 私自身、言葉を仕事としているので、何気ない言葉から、ああこの人はこうなのかな、と思ったりしてがっくり。
 高齢者の憎まれ口というか、地声が大きい職業の人とか、そういうのですっかり参ってしまった。
 で、ウツ病もまだのこっているので、一つ参ると推論エンジンが暴走してしまうのだ。
 何とか立ち直ろうと思うものの、きっつい。