安息日

 今日はバイトの休日。店員バイトをしながらでも、ちゃんと小説の設定は身に沁みていて思い出せるものです。
 レジ打ちは現場からはなれるとメモをフローチャートにまとめるぐらいしかできない。レジ打ちは手順はだいたい分かったので、あとは経験値を溜める段階かな。店の中の商品の配置の記憶も今日は休みなのでどうにもならないし。それに、お金の受け渡し、今日いろいろ店に行ってみたけれど、これが奥が深い。
 まずおつりのお札、ポイントカード、レシート、おつりの小銭をどう渡すか。
 最近はお札を先に渡してしまい、ポイントカード・レシートを渡し、小銭を渡すのが今私がやっているパターンなのだが、スーパーで一瞬の出来事なので観察してみるとレシートが飛ばないように小銭をレシートの上に置いたり、小銭をお客様が落とさないように小銭だけ最後に左手で手皿を補いながらとか、ほんとバリエーションが多い。
 店の先輩もそれぞれやっていて、今は私がOJTで入っているので滅多に見学はできないけど、たまに見るとそれぞれ違う。まあ、臨機応変の部分もあると言えばあるんだけど、なかなかこれだ、というのは見つからない。
 でも、結局未だ社会見学の段階かなと思ってしまう。そりゃまだ生まれて初めてレジ打った段階の数日の勤めだ。未だお荷物。
 で、レジ打ちもするけど、ちょっと交代して銀河モデルとかタヴァサのパーツの欠品を調べたりすると、すさまじいマニアックなパーツがあるのに思わずマニア心で感動してしまう。小田急旧車の手すりとかワイパーがあるのは知っていたけど、ドアまでエッチングパーツで売っているとは。
 お店ではキットのランナーごとのバルク品販売もやっているので、プラ−プラの接合で切り接ぎした方がラクじゃないかな、t0.3のプラ板で裏打ちして。エッチングパーツ−プラだと、……まあ、ガンプラとか航空機プラモだと普通だな、たしかに。瞬間接着剤で一発か。でもドアだからなあ。うーん、どっちが効率的なんだろう。まあ、趣味に効率を求めちゃいかんと思う気もあるけど。
 店は余り大きくないけれど、お客様にとっては効率のいい店だと思う。作りたい車輌の元のボディと、ディテールアップのパーツと、バルクパーツと動力ユニット、台車、パンタグラフと揃えてお会計。1回の来店できっちりひとそろいそろう品揃えの良さがたまらんだろうなあ。品揃えはかなり自信がもてる感じ。
 そう考えると、なんだかまたお客さんとお店の先輩に会いたくなってくる。時給は上がらないけど、でも工夫したいし。
 鉄道模型業界も工夫していて、コンテナ列車に積むコンテナを作っているメーカーがある。朗堂(ほがらかどう)とか。面白い。


 『時の終り』またしてもイッテます。ややDT要素入り気味。『大和不沈』、毎回これが最後と思いつめての目一杯で、米田世界のキーである時空管理機構の話をディテーリング。歴史上の17年の空白に気付いたので、そこをメンテナンス。

 
 夕方、『味いちもんめ』の焼き鳥の話を読んでいて焼き鳥のタレの味が恋しくなり、スーパーへ。
 お米も買わないといけなかったのでスーパーをハシゴ。
 1軒めではケーキが100円。買ってみる。
 焼き鳥を焼いてもらっているうちに本屋へ。
世界の艦船』は16DDHにこんごう改型防空護衛艦。ううむ、アーレイバーグ改型ともまた違った設計。不謹慎ながら『ジパング』の〈みらい〉にも微妙につながるデザインだなあ。なにも似せなくても良いのに(妄言)。あと日本の新DDとアメリカの新DD。興味深い図版が多かった。でも購入せず。
 焼き鳥はユキさんはレバー、私はトリ皮。屋台の前で二人で食べる。美味しい。
 家に帰ると大相撲秋場所千秋楽。
 100円ケーキを食べてみる。美味しい。
 焼き鳥のタレが少なかったので、結局自分で似たものを作ってみる。醤油に味醂を入れ、だし汁を少量ずつ混ぜて煮てみる。結構タレ風味になって美味しい。この甘ったるさが欲しかったのだ。
 それを麦茶片手にナメつつ、ドルジこと朝青龍の相撲を見る。栃東戦、まさに一撃だった。栃東脳震盪起こしたんじゃないだろうか。がっくりと崩れて心配になった。
 琴欧州には負ける気がしないんだろうなあ。朝青龍は決定戦を待たずにすでに喜色満面だった。で、結局その通りに勝って、再び喜色満面なんだけど、ちょっと目頭を押さえていた。
 そんなのを見ながらうどんを煮て晩ご飯の準備。
 夕食はうどん。揚げ玉とネギのみで麺を味わう。美味しい。
 ユキさんはお友達への手紙を書いている。
 私は資料を見ながら無駄話。
 投函に行くついでにコンビニをちょっと見る。
 ユキさんはプライズものの偵察。
 私はコンビニ書棚を確認。オリエント急行D51が牽引するのにビックリ。普通にC62にしてくださいよ頼むからさ。確かにD51は汎用かも知れないけど、基本的に貨物機なんだからさ。つか、D51とワゴン・リ客車が可哀想だ。
 と思いつつ、家に帰ってユキさんを先に寝かせて夜なべ仕事。
 幸せとは、おおよそこういうものだと思う。(さくらももこ風味)