J開幕

 かわせひろしさんの『ケッタ・ゴール』についての『中野太陽会』の記事
 http://www.nakanoreysol.net/blog/sb.cgi?search=%A4%AB%A4%EF%A4%BB
 すごいことになっている。柏だからの特権。いいなあ。
 今日の初戦、湘南はここと戦うんだよなあ。柏まで行って。
 川瀬さんは柏を応援、私は湘南を応援。しかし向こうは去年J1。一蹴されそうだなあ。
 かといって湘南が勝っちゃったら川瀬さんヘコむだろうしなあ。
 アンビバレント
 で、結果。


 1−1。柏に先制されるけど後半ロスタイムで湘南が得点。


 柏としては勝っておきたかっただろうなあ。ホームだし、一年前はJ1だったんだし。
 でも、それが勝負事というもの。厳しいけれど、だからこそ熱中できるし、私の少ない人生でも、成功以外のことでも人間は幸せになれることを学んだ。
 J2からJ1に、日本一に、世界一にとは誰もが願う。でも、J2にはJ2の意地もあるし、気持ちもあるし、それにサッカー好きであることはかわらない。
 それがサッカー、されどサッカー。今年は何とか1試合でも観戦に行きたいなあ。


 向上心と、幸せは別の次元だと思う。
 向上しない幸せ、向上する幸せ、向上しているけど不幸せ。向上もせず不幸せ。
 私は今、向上する幸せにいる。どん底まで落ちたこともあるけど、でも向上心だけで周りを不幸せにしてはいけないと思うし、ただ足踏みするだけでも犠牲を強いているのに、そこで向上心を失って幸せだというのも利己的でいけない。
 結局、世界一は一つしかないけれど、世界のなかで、この2つのチームは、サッカーやサポーターと幸せにつながって、その上で上を見られる柏も、上を見るのは苦しいけどでも向上心を失わない湘南も、どっちも良いチームだと思う。どっちもサッカーだ。
 最近、結果を出す、と思い詰めた表情で口にするスポーツマンの顔がテレビに映し出される。
 もちろんこんな『向上心』の次元ではないと思うけれど、でも本当の相手は、敵のチームやライバルではない。自分と、競技そのものの関係なのだと思う。
 その競技をすることの原初的な楽しさ、それを突き詰めるなかで努力もあり、勝負の駆け引きもあり、その上で運も味方したりする。それがスポーツに限らずすべての仕事に言えることだと思う。
 楽しくてやって、夢中になって、それを突き抜けた時、結果は派生的に出るものであって、その楽しさに向き合う点で妥協せざるを得ないビハインドがあっても、楽しさを忘れなければ乗り超えられるのだと思う。
 苦しい事情はどこでも聞く。でも、向上心と幸せをバランスさせた、深みのある世界観を私は書いていきたい。


 26次元とやたらと書くSFもどきが多い。でも、なぜ26次元なのか、そしてなぜ26次元があるのに4次元なのか、正面から私は書くけど、まあフィクションなんで、話半分で良いです。でも、26次元の意味をユキさんに話したら、彼女ものすごく納得していた。
 昔はワームホールと言っていたけど、それを更に拡張する世界を書いています。
 『順列都市』なんかは90年代なんで、あの時代によく書いたなあと思うけれど、私は21世紀にアメノミナカの話を問いたい。すさまじい話です。アイディアに腕が追いついていない現状はわかっていますが。