ワールドベースボールクラシック、日本世界一に。

 めでたい。いや、松坂を始め投手陣の力投が凄かった。いつもと投球の弾道が違うんだもの。回転を止めた球がぐいぐい、すーっと伸びてキャッチャーミットに。松坂なんかシーズン前に150キロオーバーだよ。渡辺の投球も凄いし。
 甲子園も一回限りだけど、やっぱり世界一決定戦での勝利は最高である。
 イチローも満面の笑み。本当によかったよかった。
 やっぱり日本を代表して世界に挑むチャンスの意味が例の某ゴジラにはわからなかったんだろうな。イチローはその点、はっきりしていた。感情を露わにするイチローにまた感慨深い。『木鶏のごとく』打率4割突破をしつこく聞かれても冷静だったイチローが『野球人生最大の屈辱』とまで言っただけあって、イチローは単なる『平常心』を越える『感情を向ける力』が身に付いたという事なんだろう。それも悟りの一つだ。
 特にやたらとクールクールというスポーツ界の風潮に異を唱えるところもあるんだろう。荒武者の強さというか、荒々しい力強さも勝負には必要なのだから。
 でも来年、ルールまた変わるだろうな。というか第2回はあるのか? アメリカのためにアメリカによる大会だったけど、アメリカ敗退。こりゃアメリカいやになるかな。