その2・安倍内閣は馬鹿ではないか?

 上のエントリは数日前。そして今日、とうとうこう言わざるを得なくなってしまった。
 空気が全然読めていない。年金については小飼弾さんのところでやっているようにもはや政争の具と言うより国民を騙した国家を挙げてのネズミ講に近いという私の疑念が当たりそうである。
 高度経済成長時代の青天井に人口が増え続けるという発想からああいう扶助型の年金が出来たとみてほぼ間違いない。
 で、人口は減っていく。間違いなく減る。事実、医療制度も雇用制度も、子供を産めない夫婦を増やす方向にしか働いていない。
 一刻も早く積立型の年金への切り替えと年金のモラトリアムをしないと日本は国がつぶれる。
 いくらP−XやC−X、F−XにF−22が採用されイージス艦がさらに増えてもこれでは国が内側から滅びてしまう。
 これではダメだ。この年金モラトリアムというハードランディングを防ぐためにも、もうちょっと年金法案の審議をガス抜きでもいいからすべきだ。
 それを参院選の準備のために手を抜く。これは国民をあまりにも馬鹿にしている。ここまで粗製濫造の国会運営もあと数ヶ月すれば国民は忘れるだろうと高をくくっているのだろう。北朝鮮を確実に参院選付近で崩壊させ拉致家族を連れ帰るという確証があれば話が別だが、私の小説に出てくる策士である自衛隊情報本部の磐田海将補がいない以上、ジョンイルの亡命・北朝鮮崩壊の確証を得るのはかなり難しいだろう。賭にしてはあまりにも冒険過ぎるし、その賭ではなく本当に選挙対策を考えてのみのことだったら、国民はもう安倍政権を見放すだろう。それを見越して谷垣が動き出している。
 安倍政権、どうやらガッカリ政権になりそう。本当に北朝鮮情勢頼みのみのシングルタスク内閣だったようだ。となれば本格政権たるべき第2次安倍政権にに託すべき重要な憲法改正などの準備をこの第1次安倍政権に託した国民の期待は丸ごと裏切られ、あとには第2次安倍内閣はなく、谷垣政権への交代か、さらには民主党への政権交代という煮え湯を国民が飲まされることになる。
 安倍総理をどうやら私は買いかぶっていたようだ。
 最後の賭は北朝鮮情勢だが、私としてはその大逆転劇を期待するには疲れすぎているのかもしれない。