チャーマーズ「意識する心」を読んで原点を確認する。

 うちはなにしろ未来の科学を本当に科学として書こうとしているから無理はどうしても出てくる。

意識する心―脳と精神の根本理論を求めて

意識する心―脳と精神の根本理論を求めて

 でもこの「意識する心」は面白い。値段がけっこうするけど、意識を突き詰めてファス・フラクタルやSELF、そしてKey Of GoldからSILVERにいたる強いAIの仮想歴史を組むためには勉強しないと。
 エヴァレット解釈が私の基本なのだが、やっぱり奇妙すぎる。でも奇妙さを乗り超えるといきなりシンプルになる。それがアメノミナカと私が描いているNexzip世界である。
 で、クオリアについて、うちでやっているA'と関連すると考えているのだが、クオリアはNexzip網に存在する意識という波及するものに反応して超弦が反応する対数表現されるもので、意識ソノモノはというとNexzipネットワークの中を貫流している。
 イメージとしてはPCの中でHTMLのような言語がやりとりされていてもPCを分解したところでHTMLはわからないわけで、動いているPCの上に構造としてソフトウェアが必要になり、それもHDDの上には描かれていてもCPUやメモリの上には揮発データとしてしか存在しない。生命とはそのHTMLのようなデータであり、ある意味Jpegの一枚の画像に近いのかもしれない。
 Jpegも、メモリ上に存在していてもメモリを分解して顕微鏡で見てもほとんど分からない。それが私の24歳頃の発想だった。
意識と意味と物理空間

意識と意味と物理空間

 この『意識と意味と物理空間』なんかも面白そうだ。入手しやすそうだし。しかし49pとあるが、本当に49ページしかないのか? この種の本はどうしても高くなるのは承知はしているのだが。