BCE新食堂車・『プリンセス・ダイナー・オブ・フェアリー』
あと、BCE新食堂車の記事を別扱いにしました。
新食堂車を組み込んだ編成の写真も掲載。
以前からの2階建て食堂車は『プリンセス・ダイナー・オブ・コースト』で、今度の新食堂車は『プリンセス・ダイナー・オブ・フェアリー』。和洋食を同時に提供できるようになった。BCEはこれで定員のいない車両が展望車・食堂車(DD)・食堂車・ラウンジ・電源展望車と5両もある。これはB1ソロの乗客をあのせまいB1個室に閉じこめないための方策でもあるのだけど。
満足はまだいかないけれど、今はこれが限界。
BCEストーリーは現在道後温泉。温泉泊の後九州に向かい、鹿児島長崎を廻って、博多にちょっと寄って、あとは東京に帰還。ミステリは大きなネタではないけれど、でもまだ続いています。
あと、Nゲージ食堂車クルーと食堂車乗客のフィギュアが厚木ポストホビーに到着したので、その受け取りにも行く。
それとヨネ親のTV(TVK『アッパレkanagawa大行進』http://www.tvk-yokohama.com/appare/index061021.html)出演のキャプチャ作業。
結局ヨネ親のところで作業しようと思ったらなんとDVDの画面キャプチャができないDVD再生ソフトしかなかった。
うちはUlead DVD Playerがドライブにバンドルされていたかであるので、ヨネ母の役所への報告書に添付するキャプチャ画像を代わりに新米田家で撮る。Gキー一発でばかばかキャプチャできるのが楽。シェアウェアでダウンロードもできるけど29ドルぐらいかかる。でもあった方が間違いなく便利。
TUTAYAで『ベスト・オブ・アディエマス』を借りる。ちょっと恥ずかしいけど。NHK『世紀を越えて』の音楽に使われて以来、ずっと気になっていた。とくに『オペレーション・オポチュニティ』は人類史の根幹、生命の根幹に関わる話をしたいので、そのBGMとしてレンタルでインポート。
危ぶんでいたBCE全車室内灯計画、実施。来年にしようと思ったんですが、一気に。
あと食堂車クルーと食堂車乗客も購入。こうなると室内も塗り分けたいなあ。
あと、TSUTAYAでレンタルCD返却。
で、工作。
車内にフィギュアを配置。
来たるべき物語
その途中でユキさんと話。
『ハチクロ』も『のだめ』も変形した学園ものなので、次は何にしようと。
で、考えたのがハードな官僚もの。
銀行は『金融腐食列島・呪縛』でやったし、県庁は『県庁の星』でやった。税務署は『マルサの女』、警察は『踊る大捜査線』でやった。
だから次は国土交通省というのはどうだろう。
国会準備の徹夜、予算案提出間際の修羅場、そんななか同期との出世争い、同期の中には選挙に出たり、ファンドを作って金儲けを追求したり。そんななかで淡い恋も。でも仕事が厳しすぎる。それでも僕らは生きている。
結構ドラマになると思うんだけどなあ。
プリプラ世界では鳴門君の周りの内閣調査庁がそれの実験だった。赤江さんみたいな同期だけどよその省庁にいたりする人もいれば、津島−早瀬−鳴門のBN-X人脈が揶揄されたり。
新淡路モノリスとよばれる内閣調査庁庁舎で、結局予算前になると家に帰る時間がなくなり、庁舎内の仮泊所で寝起きするホテルモノリス族。
書類の山山山。やり取りするのはデジタルデータのはずなのにスマートペーパーにプリントアウトされた書類がどっさり。
そんなのを描いてきたんだけどなあ。
まだまだやりたいなあ。
週刊文春ミステリーアンケート回答
今年から方式が変わると通知があって、自分はもう回答権なくなったなと思っていたら投票用紙が郵送されてきた。しかも2通。
はじめに来た方は書店員向けのアンケートだった。お詫びとともに作家用のアンケートが郵送されてきたけど、自分の無名さを思い知らされて、まあそんなもんでしょう。去年のアンケートは週刊文春には私のレビューが採用されたんだけどなあ。まあいいけど。
で、私自身専門書を読むことのほうが多いので(最近はもっぱらネットワーク技術と経済学)、それにレギュラーの艦船航空鉄道の陸海空の本を読んでいるので、なかなか推理読みとしては薄いのだが、それでも一定の量は読んでいる。
ただ、それなのにいっこうに推理としての描く力が上がっている気がしないのがもどかしい。トリックは思いつくんだけど、その演出が読めば『なるほど』と思うけど自分ではなかなかできない。
読書メモから抜粋。これに順位を付けて送る予定。
誉田哲也『ストロベリーナイト』
- 作者: 高嶋哲夫
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2005/12/15
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若桜木虔『中伊豆・黄金崎紅葉狩の殺人』
- 作者: 誉田哲也
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2006/02/22
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米澤穂信『夏期限定トロピカルパフェ事件』
- 作者: 若桜木虔
- 出版社/メーカー: 有楽出版社
- 発売日: 2005/12
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笹本稜平『マングースの尻尾』
- 作者: 米澤穂信
- 出版社/メーカー: 東京創元社
- 発売日: 2006/04/11
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- 作者: 笹本稜平
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ここらへんを押したい。『津波』はスゲエと思った。ここまで書く胆力がすごい。『夏季限定』は古巣であるMYSCONのアンケートで知って、読んで良かったと思った。『ストロベリーナイト』は警察官群像みたいなのが楽しい。若桜木先生の本は一応現師匠の作品とはいえ、犯人も追っ手もどちらも頭がいいというのはなかなか少ないなと思うから。いつも犯人ミスして自滅するのが推理のありがちな、というかそうでないと推理小説が描けないと思っている人が多いようだけど、どっちもミスをしない。それだけど事件が起き、解決する。ハイレベルなサスペンスは我が師匠ながらさすがと思う。
だけど、
は世評ほどすごいと思えなかったし、
五條瑛『エデン』
はまるっきり趣味が逆方向なのでどんなに世評が高くても押さない。どうせ他の人が押すだろうから、私が自分の趣味を曲げてまで押す必要はないと思う。
回答期限が11月10日なので、もしどうしても押したい本がある方は『アンケートについての希望』の題名でjyl@js5.so-net.ne.jp](私の公用アドレス)に推薦してくれれば考えます。
いや、みんながんばって描いているのは分かるし、私が出来不出来をどうこう言うのもおこがましいと思うけど、でもせっかく評価する立場にあるのだから、評価するに値する選者になろうと思うし、悲しいことに、作者が苦労してもどうしようもない出来不出来が起きてしまう。
その現場を何度も体験しているので、ホントはみんなもっと読んで! と言いたいのだが、そうもいかず。
読む側の時間も財布も有限だし。
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