その名はVSE、小田急新ロマンスカー50000系甲種回送続報

 ユキさんがハウルを見たあと気が抜けたのか、かなり沈み続けているので、臨時脳病院。
 実は私もヘコんでいたんですが、ユキさんがヘコんでいるほうがツライのでいつの間にかウツ脱出してました。

 渋滞をかわしつつ、11:30に脳病院到着。
 ところがそこから珍しく時間が掛かってしまう。
 精神科にどうやら先の診察に精神科領域ではなく脳外科領域の患者がいたらしい。
 脳外科からは精神科と判断されたようだったけど、精神科で見てやっぱり脳外科という事で紹介状を書いた模様。
 医者の間で精神科と脳外科はむちゃくちゃ仲悪いからなあ。
 特に脳外科医は、患者の精神科疾患を疑いだしたら患者を人間扱いしなくなるもの。
 本来は脳医学として分泌物系の精神医学と血管系の脳外科が合体してくれればいいのだが、道は遠いのかなあ。

 昨日、唐沢寿明の番組で磁気インパルスで脳に影響を与える実験の様子があったけど、案外小さい装置だった。
 磁石印に危険注意のマークもあったけど、やっぱりもうしばらくしたら両用脳磁計もできそうだなあ。
 なんとか追いつかれないようにしなきゃ。
 すでに一応ペンダント形・ペンダントサイズで、意識場というか、多世界の重なりを示すNexzipを読み込み書き込むポインタとしての『ジェネレーター』というアイディアはすでに『零艇雄飛す』に出してある。
 あのジェネレーターについては、睡眠夢制御アイテムとして入っていって大変なことになるということで12月投入予定の『ホワイト・ホリゾント』について、その過渡期的問題を語ろうとして、目下準備中。
 これは本当にぃゃらιぃ〜話で、妄想炸裂だけど、でも美味しいところ満載のものになってきていると思う。

 Nexzip系の世界観で言えば、世界は全てNexzipというアドレス系に与えられたデータであり、人間はそのアドレス系の上をクラスター状に構成される可能性宇宙を移動するので、その移動を制御できればタイムマシン&もしもボックスとなり、人間はジェネレーターにアドレスを入力するだけで自由に全ての宇宙にアクセスできる。
 その際、肉体は移動しない。意識だけがNexzip座標系を移動し、その系の中に存在する肉体の感覚を他の意識主体と共有する。
 共有と言うところがミソ。これだとパラドックスが起きてもすぐに安全側に転換できるし、何よりも未来からのタイムトラベラーが特定の時空で雑踏を作ってしまうようなことも防げる。
 だから、『零艇』のラストの彼女のやった操作というのは、分かる人だけ分かってくれればいいんだけど、アドレスを再取得したとご理解いただければ幸いです。
 でも、こういう構造は、私が考えたハッタリではあるけど、真面目な話、あると思う。
 hotwiredの昔の記事にあったし、あとは私のようにその世界の構造を作ったのは誰か、そして維持しているのは誰かというところでどうイジるかだと思う。
 いじらないで全部自己発生、自己組織化でも行けると思っているけど、その前に済ませなくちゃいけない議論があると思う。

 とりあえずユキさんは医師の方針としては引っ越しウツということで静養、処方変更無しとしたかったようだ。
 でも、それは医者の時間感覚であって、我々の仕事の追い詰まり方を考えると、そんな一般論的な現状維持という回答では困る。
 具合悪そうに起きて、トイレに行って、ちょっとアクエリアスを飲んで眠るだけのユキさんは見ていてツライ。
 そう考えると、私もウツ期にユキさんにこういう気苦労をかけていたのだなと思う。
 すまないことをしてきたなあ。
 これがあと2週間も続いたのではたまらない。

 とりあえず、アモキサンを追加。

 その後、綾瀬の軽自動車協会に行って愛機MRワゴン(MF21S)の所有者変更をやって、厚木署で車庫証明の変更。
 ローンを組んでいる間はディーラーの所有なのだけど、ローンが終わったので所有者も私にする。
 しかし車検証で言うとMRワゴンって『箱形』車なんだな。
 そしていろいろとやって、帰宅18時。

 小田急50000系、愛称はVSEらしい。
 ODAKYU SUPER EXPRESS 50000
 ROMANCECAR VSE
 との目撃の噂が。
 甲種回送はマツリだった模様。
 日本車輌からの輸送は東海道線御殿場線経由、松田で全M高出力の小田急9000系4連に変更して牽引、大野工場まで回送とのこと。
 バリバリに偽装テープに偽装シートの白装束姿。
 9000系4連は全電動車で下手な機関車よりも出力あるし軸重も軌道に優しいので、すっかりクモヤ・モヤ・モヤ・クモヤ(回送用事業用車)として使われているようだ。

 いろいろ見てみると、ついに復活の小田急伝統のヴァーミリオンオレンジに注目。
 でも、ラインのみにおさえた大幅な白基調車体という可能性も大きいなあ。
 最近の建築デザイナーってそういうの好きだし。ワンポイントが流行だから。
 九州新幹線つばめみたいな感じに見えるけれど、その源流は新幹線と言うよりもJR東海371(あさぎりJR ver)でもやっていたし、それは効果的と思う。
 ほんのりICE-TとかJR九州白いカモメ・白いソニックとも建築で言う『文脈』が繋がっているような。
 でも、大野工場で塗り込んでしまうかも知れないけれど。

 今回は本当に『マガジンX』の『新**、**道走行を激写!』みたいな徹底的な小田急の偽装テープとシートの使い方に、小田急はやるなあと思う。
 結局なんだかんだ言って車輌紹介DVDも出すだろうし、公開時にはマスコミも呼んで更にマツリにするだろうと想像が付く。
 盛り上げ方が凄い。
 これは小田急の社運だけじゃなく、箱根観光全体が掛かっているからなあ。
 国内旅行が不況でひどく落ち込んでいるので、新列車で箱根観光を活性化せねばならないのだろう。
 50000系への期待に熱いものが感じられる。
 当然ブルーリボン賞を狙っての話題作りでもあるだろうな。
 20000(あさぎり小田急ver)の時は海老名に置いてあってかすかにのぞき見たけど、今回は大野工場の奥に留置、試験中らしい。
 現在は基本的に特急車は喜多見所属の大野検修たが、喜多見の複々線化の時期だったので20000は海老名にいたようである。
 で、VSEはプラグドアもイイカンジだし(お気に入りのJR371の良い影響)、パンタグラフも常識となりつつあるシングルアーム
 11両ではなく10両であるところも興味深い。
 それも何よりも車体懸吊用の空気バネの高さとその周りのメカ的複雑さにモエ心がうずく。
 モーターも東芝製密閉モーターという話が。
 低重心、流線型、連接+操舵傾斜台車で夢の新宿小田原間60分台の俊足も期待できそう。
 さらに某筋情報では3号車と8号車の謎の大窓が判明、ロビーか個室か喫茶コーナーかという話になった。
 しかも、その3号車と7号車、シングルアーム2丁パンタじゃん。
 くぅーっ、悔しいぐらい燃えてくる。
 これだけ要素があれば鉄オタを狂わせるには十分です。
 早く公開しないかな。
 楽しみ。

 VSE! VSE! の脱ぎ脱ぎアスキーアートはやっぱり出たなあ。