小田急VSE、デザインの入り口と、我々ウィザードのありかた
しつこくVSEネタですまん。
いろいろと情報を総合してみると内装は素晴らしいようである。
http://www.business-i.jp/news/sou-page/news/art-20041129213050-NZLUWTSEUA.nwc
シートは薄型との批判があるが、上手く身体にフィットすれば薄くても乗りやすいシートはある。
前面展望画像の各中間車への配信はビンゴでした。やっぱりこれはやらないとね。
展望席下の座席のシートアレンジというのも凄い。
3・8号車の設計というのはまだ出ていないけど、これも設計者が内装屋だけに楽しみ。
http://www.d-cue.com/cgi-bin/info/pg02348.pl?key=914&info_kubun=d-cue&mode=online
ぶっちゃけ正直な話、今小田急ロマンスカーの代表のようにTVでCFしている10000系も、登場当時の私は幼心にがっかりしていました。
愛称幕も側面に移設になってしまったし、低重心高速運転も先代7000で低床から平床になってちょっとがっかりしていたのに、なんと高床。
凄くがっかりしていました。
でも、そう思いながら、数年後に気付けば10000系車内を舞台にした小説を書いたし、KATOのNゲージで10000系も買ってしまった。
誰もが期待するデザイン、ではすぐに陳腐化してしまう。
誰もがちょっとした違和感を持つようなデザインだからこそ、移りゆく世相にも、移りゆく風景にも耐えられるのではないか。
違和感は、先進性があるからこそ出るのではないか。
私は正直、ヘッドライトはどうせならシーリング燈のように大きくして3000系のイメージを踏襲して欲しかったんだけど、まあ良いかと思うまでに回復しました。
結局、車輌のエクステリアデザインと言うところではトヨタでもいいからちゃんとエクステリアデザインの人間を入れて、もう少し煮詰める余地があると思う。
ちょっとした表情の詰め方でずいぶんのっぺりヌボー感はクリアできるような。
それでもETRとかICEにくらべると、すでに高い精神性を感じられるというのは小田急信者のせいだろうな。
某JRの減ったくれもない機能性だけのデザインと比べると、レベルは高いと思うのだが。
と言うか、ぶっちゃけどこかで見た感覚だなと思ったら『新建築』のような雑誌を見たときの感覚。
つまり、作者は車輌としての感覚ではなく、『動く建築』として考えたのだなと思う。
そう考えると、徹底的な白へのコダワリ、その白の中で異質になってしまうランプ類の処理など、一貫した解釈ができる。
箱根というリゾート地ではなく、箱根というおもてなしの空間へのロビーとして。
確かに箱根を昔の箱根山戦争の発想で語るのはツライ。
普通のサラリーマンが結婚して、新婚旅行に行こうと思うと、国内の宿と海外旅行の値段差で見たら、国内の宿は圧倒的に不利。
特に熱海の悲惨な状況を見れば、箱根もこれまで通りの文脈でやっていったら全滅する。
としたら、小田急としては通勤車3000系、着席通勤車EXEと、箱根湯本からびろーんとお迎えに出てきた箱根の入り口VSEと路線がはっきりしている気がする。
あと、正面の窓の大きさとAピラーの問題だが、単に窓を大きくしてピラーを細くすればいいというものでもない。
前が見やすいという事は、前から見られやすいと言うことでもある。
前1列4人の乗客を大きく目立たせてしまうのは、乗客全てが子供じゃないんだからある程度の制限はあるだろう。
それに、内装は写真を見る限り絶妙と思う。
早く乗りたいなあ。制御付き車体傾斜はどんなものだろう。楽しみ。
今日はハウルマツリ。ハウルをもういちど見に行こうという企画。
厚木で用事を済ませ、ドンキでアクエリアス2L*6の箱を購入。まとめて買ってもとくに安くはないのだな。
ただ、病状悪化で一家全滅したときの補給用には必要と判断。
海老名でまずグリーンマックス・ザ・ストアー。
TOMIXの車輪クリーニングレールを購入。
そのあと食事。ふらんす亭でカレー。
この味は普通には出ない味だよなあ。
杏仁ゼリーのデザートもあり、満腹。
そして2度目のハウル。
入り口でグッズを物色。
1万円のペンダントがもう売り切れ。
確かにクリスマスプレゼントとしては美味しいもんなあ。
レイトでも海老名のシネコンの一番大きい劇場が一杯になる。
で、見ると、いろいろと換喩できるけど、お掃除とお引っ越しのシーンに我々は泣いた。
でも、ユキさんはソフィーでもないし、私もハウルには遥かほど遠い。
だけど、気持ちとしてはお互いにソフィーになりたいし、私もハウルになりたい。
こういうオタ夫婦にとっては、とくに今少し魔法使いの仕事をしているだけに、いろいろと考えてしまう。
で、サントラ→Amazon購入。
今回音楽も良いからなあ。
特に15曲目『サリマンの魔法陣』50秒過ぎ当たりのコーラスが怖くてとてもいい。トラウマになりそう。
揺れ動くソフィーの気持ちに、ハウルの気持ちに、同じフレーズなのに表情が乗っていて、素晴らしい。
映画の中の、ハウルって結構我が儘なんだけど、『かんしゃくを起こして死んだ人はいないわ』というソフィーの台詞。
我が家ではそういえばソフィーとハウルが入れ替わることがしばしばあるなあ。
オタ心ワシヅカミです。ヤラレタ。